このページの先頭です このページの本文へ

ここから本文です

現在位置:

尋常性ざ瘡(にきび)

尋常性ざ瘡じんじょうせいざそう(にきび)

Acne vulgaris (Acne)

わからない言葉があったら、文字をなぞって検索できます。詳しくはこちらをご覧ください。

検査と診断

 特別な検査はありません。前述のような発疹の特徴から診断されます。顔面播種性粟粒性狼瘡がんめんはしゅせいぞくりゅうせいろうそう酒さ性ざ瘡しゅさせいざそう、ステロイドざ瘡などとの区別が必要です。



治療の方法

 皮脂を洗い流して毛穴が詰まるのを防ぐために、十分な洗顔が重要です。次に、できた面皰は圧出器などを用いて内容を押し出すことで炎症の悪化を防ぎます。

 2008年から日本でもビタミンA誘導体であるアダパレン(ディフェリンゲル)が使用できるようになりました。アダパレンは毛穴の角化を抑えて毛穴を開かせるので、ざ瘡の初発疹である面皰を減らし、赤い丘疹など炎症を起こした発疹にも有効で、ざ瘡治療の中心になる外用薬です。12歳以上で使えますが、妊婦さんや妊娠している可能性がある方は使用できません。

 一部の施設では毛穴の角質を溶かして皮脂がたまるのを防ぐために、グリコール酸などを用いたケミカルピーリングが行われていますが、アダパレンの登場によりその必要性は低下しました。

 ざ瘡桿菌を抑える抗菌外用薬としては、ナジフロキサシン(アクアチムクリームあるいはローション)やリン酸クリンダマイシン(ダラシンTゲル)があります。これらのスキンケアや外用治療だけでは十分な効果が得られない場合は、ミノサイクリン(ミノマイシン)などのテトラサイクリン系やロキシスロマイシン(ルリッド)などのマクロライド系抗菌薬の内服が行われます。最近ではアダパレンと抗菌薬の内服または外用を組み合わせた治療法が一般的です。十味敗毒湯じゅうみはいどくとうなどの漢方薬も用いられることがあります。


執筆者(敬称略):末木 博彦

  • :画像ページに移動します。

初診に適した診療科

出典:六訂版 家庭医学大全科

発行:株式会社法研

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

執筆者一覧を見る

キーワードで探す

本文はここまでです このページの先頭へ