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インポテンツ(ED)

インポテンツ(ED)

Impotence (Erectile dysfunction [ED])

わからない言葉があったら、文字をなぞって検索できます。詳しくはこちらをご覧ください。

検査と診断

 過去4週間の性的行為での勃起の有無、硬度、挿入可能であったかどうか、維持可能であったかどうかについて問診します。早朝勃起の有無や頻度、その時の硬度も診断に有用です。一般に早朝勃起が普通にあれば、精神・心因性のインポテンツと考えられます。

 新婚インポテンツは新婚旅行時などで見かけられますが、マスターベーションは可能で早朝勃起現象もあります。

 そのほか、二次性徴の出現の有無、たとえば陰茎いんけいや精巣の大きさや男性ホルモンを含めた血液検査が必要になります。また、糖尿病などの慢性疾患がないかどうかのチェックも必要です。

 さらに、飲酒歴、喫煙、うつ病などの有無、降圧薬などの内服歴を調べます。

 特殊なものとしては、リジスキャンといって、睡眠中に勃起現象が起こっているかどうかを検査する方法があります。夜間に勃起しているようならば、心因性のインポテンツが疑われます。また、超音波で陰茎の血流を測定することや、陰茎に薬を注入して勃起を誘発する試験もあります。



治療の方法

 一次性のインポテンツでは、二次性徴を発現させるために男性ホルモンなどの補充療法を行います。新婚インポテンツや腟内射精困難症などの精神・心因性のインポテンツでは、行動療法、心理療法があります。これで効果がなければクエン酸シルデナフィル(バイアグラ)、塩酸バルデナフィル水和物(レビトラ)、タダラフィル(シアリス)などを用いることになります。

 器質性のインポテンツでは、その原因になっている基礎疾患(糖尿病うつ病など)の治療が必要です。また、インポテンツを起こす可能性のある薬を中止することがすすめられます。しかし、効果のみられないことも多く、バイアグラなどがよく使われています。ただし、バイアグラなどの投与前に、心疾患などの合併症がないこと、硝酸剤(ニトログリセリンなど)を服用していないことを確認する必要があります。

 ED治療薬以外の方法としては、陰茎に平滑筋弛緩薬へいかつきんしかんやくたとえばプロスタグランジンや塩酸パパベリンを自己注射する陰茎海綿体内自己注射法、陰圧式勃起補助具を使う方法、陰茎内に手術的に補助具を挿入する方法があります。


執筆者(敬称略):齋藤 和男

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初診に適した診療科

出典:六訂版 家庭医学大全科

発行:株式会社法研

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