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麦粒腫(ものもらい、めばちこ)

麦粒腫ばくりゅうしゅ(ものもらい、めばちこ)

Hordeolum

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どんな病気か

 まぶたの脂腺しせん汗腺かんせんの急性化膿性炎症です。脂腺には、まつ毛のつけ根にある皮脂腺と、まぶたの深部にある脂腺(マイボーム腺)があります。



原因は何か

 細菌感染です。原因菌は黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌が多くを占めます。


症状の現れ方

 まぶたの一部が赤くはれ、痛みがあります。初期には赤みが目立たない場合もありますが、指で押さえるととくに痛む場所があります。広がるとまぶた全体がはれます。目やにも出ます。炎症が広がると白眼も赤くなります。

 やがて数日で、皮下に肉眼で見えるうみが現れ、放置すると皮膚が破れてうみが出ます。これを外麦粒腫がいばくりゅうしゅといいます(図1)。

 外麦粒腫に対して、まぶたの内側(裏側)にうみがたまり、破れる時も裏側が破れてうみが出るものを内麦粒腫ないばくりゅうしゅといい、マイボーム腺の炎症で起こります。内麦粒腫のほうが、痛みなどの症状が強い傾向があります。

 外麦粒腫でも内麦粒腫でも、うみが出るとそのまま治ることが多いのですが(図2)、うみが残ると長引くこともあります。また、まれには炎症が拡大し、まぶた全体や眼球周囲にまでうみがたまり(眼瞼膿瘍がんけんのうよう眼窩蜂巣織炎がんかほうそうしきえん)、重病化する場合もあります。



検査と診断

 急性の症状と圧痛点の存在、膿点のうてんの存在から容易です。初期の赤みが目立たない時期には診断に困る場合もあります。


治療の方法

 抗生剤の点眼だけで治る場合もありますが、はれがひどい場合は抗生剤や消炎薬を内服すると、普通数日で治ります。膿点が存在すれば麻酔液を点眼し、針で突いてうみを出します。この処置は少し痛みを伴います。


病気に気づいたらどうする

 まぶたを清潔に保ち、あまり触らないようにして早めに眼科で診てもらってください。まぶたを冷やすことは有効です。お酒はひかえましょう。


執筆者(敬称略):森 秀夫

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初診に適した診療科

出典:六訂版 家庭医学大全科

発行:株式会社法研

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