このページの先頭です このページの本文へ

ここから本文です

動脈硬化どうみゃくこうか

Arteriosclerosis

わからない言葉があったら、文字をなぞって検索できます。詳しくはこちらをご覧ください。

原因は何か

 臨床的に最も重要である粥状硬化は、大動脈、脳動脈、冠動脈など比較的太い動脈に起こる硬化で、動脈の内膜にコレステロールなどの脂肪からなる粥腫じゅくしゅ(アテローム)ができ、次第に肥厚することで動脈の内腔が狭くなります(図26)。粥腫が破れると血栓がつくられ、動脈は完全にふさがります。

 粥腫のもとになる悪玉コレステロール(LDLコレステロール)は、動物性脂肪に多く含まれています。一方、善玉コレステロール(HDLコレステロール)は、動脈硬化を抑える作用があります。中性脂肪も動脈硬化を促すといわれています。中性脂肪値は、糖分やアルコールの摂取などで上昇します。

 細動脈硬化は、脳や腎臓のなかの細い動脈が硬化して血液が滞る動脈硬化です。高血圧が長く続いて引き起こされます。

 動脈硬化を起こしたり、進めたりする原因を“危険因子”と呼びます。脂質異常症高脂血症)、高血圧糖尿病、喫煙、高尿酸血症こうにょうさんけっしょう、肥満、運動不足、ストレス、遺伝素因などがあげられます。

 また、これらの危険因子は相互に関係しており、因子が増えれば雪ダルマ式に動脈硬化の危険性が高まります。治療にも予防にも、これらの危険因子を減らすことが大変重要です。



執筆者(敬称略):池田 宇一

  • :画像ページに移動します。

出典:六訂版 家庭医学大全科

発行:株式会社法研

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

執筆者一覧を見る

キーワードで探す

スマートフォン版Yahoo!ヘルスケア
病院情報のQRコードおでかけ先でも「病院情報」や「家庭の医学」で病気を調べることができます。
本文はここまでです このページの先頭へ