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子どもがかかりやすい RSウイルス感染症・マイコプラズマ肺炎

秋・冬は感染症にご注意を! 子どもがかかりやすい RSウイルス感染症・マイコプラズマ肺炎

秋から冬にかけて子どもがかかりやすいRSウイルス感染症とマイコプラズマ肺炎。マイコプラズマ肺炎は、せきが長期にわたって続くのが特徴で、大人が感染すると重症化する場合があるので注意が必要です。

近年患者報告数が急増!! せきが1カ月近く続くことも

マイコプラズマ肺炎は秋から冬にかけて患者数のピークを迎えます。いったんかかるとせきが1カ月近くも続くこともあるため、しっかり予防に努めましょう。以前は4年周期の流行が見られたようですが、最近はそのような周期性は消え、毎年、警戒する必要があります。

多様な形状を持ち、自己増殖可能な最小の微生物「肺炎マイコプラズマ」 写真提供:国立感染症研究所

多様な形状を持ち、自己増殖可能な最小の微生物「肺炎マイコプラズマ」という細菌に分類される病原体が引き起こすもので、呼吸器に感染することで発症します。多くの場合は気管支炎ですみますが、重症肺炎や胸膜炎などに進行することもあり、注意が必要です。

マイコプラズマ肺炎とはどんな病気?

~年齢が上がるほど重症化~

特徴的な症状は、乾いたせき。熱が下がっても、せきだけは3~4週間ほど続くとされています。感染により抗体ができますが、生涯続くものではなく、再感染もよく見られます。小学生を中心に0~14歳の子どもの患者が8割を占めますが、大人もかかる病気です。年齢が高くなるにつれて肺炎を起こしやすくなり、成人になると重症例に陥るケースが増えるとされています。

初期症状(せんぷくき間は2~3週間くらい) 発熱、全身のだるさ、頭痛 発症後、3~5日後に現れる症状 からせき(たんのないせき)

マスク・手洗い・うがいで予防!

マスクの着用(しっかり鼻と口を覆いましょう)

かかっている人のせきを吸い込むなどして感染が広がります。予防の心得は風邪と同じで、マスクの着用や手洗い、うがいです。また、ふだんから体調を整え、流行時にはなるべく人ごみを避けることも心がけた方がよいでしょう。ワクチンの予防接種はありません。

  • マスクの着用(しっかり鼻と口を覆いましょう)
  • 手洗い(こまめに行い、せっけんを使って流水で洗う)
  • うがい

マイコプラズマ肺炎Q&A

Q:どんな風に治療するの?

A:抗菌薬(抗生物質)によって治療します。肺炎マイコプラズマは特殊な細菌のため、効果がある抗生物質は限られています。医師の診断により的確な薬を処方してもらう必要があります。外来診療で治る場合がほとんどですが、重症化すると入院して専門的な治療が行われます。

Q:登校(園)禁止の期間は?

A:明確な期間は定められていません。マイコプラズマ肺炎は、文部科学省の「学校において予防すべき感染症」のなかで登校(園)の目安として「症状が改善し、全身状態の良い者は登校(園)可能である」とされています。

Q:マイコプラズマ肺炎に対する関心って高まっているの?

A:下のグラフは、Yahoo! JAPANで「マイコプラズマ肺炎」を検索した回数を表す検索数推移です。グラフからも、毎年9月ごろから冬にかけてマイコプラズマ肺炎への関心が高まっていることがわかります。

マイコプラズマ肺炎の検索数は、毎年9月ごろ~冬にかけて増えている。 (集計期間:2010年9月1日~2013年8月31日)

同じようにせきが続く百日咳

百日咳もせきが続く感染症です。マイコプラズマ肺炎との違いは、病気が進行すると、下記のような特有の症状などが現れます。

  • 顔を真っ赤にして激しくせき込む
  • 息を吸うときに、ヒューという音が出る
  • 上記の発作を繰り返し、おう吐することも
  • まぶたがはれる

必ずしも典型的な症状が見られない場合もあるので、疑わしいときは医師に診断してもらいましょう。百日咳は生後6カ月以内で感染すると死に至る危険性もある病です。ワクチン接種は三種混合接種として実施されているので、受けるようにしましょう。

(参考資料)
厚生労働省 マイコプラズマ肺炎に関するQ&A 外部リンク
国立感染症研究所 マイコプラズマ肺炎とは 外部リンク
国立感染症研究所 重症マイコプラズマ肺炎の病態 外部リンク
日本医師会 健康の森 マイコプラズマ肺炎 外部リンク
厚生労働省 百日咳 外部リンク
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