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30歳からの隠れ糖尿病対策

推計患者数2,200万人! 日本人の6人に1人! 健康診断だけでは分からない? 30歳からの隠れ糖尿病対策

厚生労働省の調査によると、現在約2200万人が糖尿病かその予備軍とされ、国民病ともいえる身近な病気になっています。なかでも、従来の健康診断の血液検査だけでは糖尿病だと気がつかないままの「隠れ糖尿病」がとても多いことが知られてきました。急速に注目を集めつつある糖尿病予防について(社)国際抗老化再生医療学会理事長で日本糖尿病協会登録医の松山先生に伺いました。あなたもこの機会に糖尿病予防について考えてみませんか?

2つ以上当てはまると要注意! 隠れ糖尿病チェック

  • 食後だるくなりやすい
  • 定期的な運動をしていない
  • 家族に糖尿病になった人がいる
  • 30歳以上である
  • 炭水化物が好き

松山 淳先生 (社)国際抗老化再生医療学会理事長 日本糖尿病協会登録医

隠れ糖尿病はこんなに怖い!

― 糖尿病になるとどうなってしまうのでしょうか。

糖尿病になってしまうと何が怖いかというと、まず脳卒中や心筋梗塞を起こす可能性が高くなります。さらに進行すると足の先がしびれて腐ってきてしまい、目が見えなくなってしまいます。それを引き起こさないために食事制限がありますが、患者さんのなかには「こんなに辛いなら死にたい」とおっしゃる方もいます。今は新薬が出ていますが、それを使う場合はかなりの額を毎月支払わなければならなくなってしまうので、経済的負担もあります。完治が難しい病気なので、なってからでは遅いのが糖尿病なんです。

― 隠れ糖尿病とはなにか教えてください。

健康診断では発見されにくいが、糖尿病が強く疑われる食後過血糖が目立つ患者さんの事です。通常の血液検査は、食事をとらない状態で健康診断を受けるために、血糖値が下がった状態で判定されていますが、通常の生活では糖尿病の症状を引き起こす人が、とても多い事が最近知られるようになりました。見た目で糖尿病とは診断が難しいですし、通常の血液検査に表れてくるようなときはかなり進行した状態なのです。

― 隠れ糖尿病対策として、どのような事を心がければいいでしょうか?

糖尿病になってしまう前の対策がとても重要です。適切な運動や炭水化物(糖分)を摂取しすぎない事、食事は野菜(食物繊維)などから食べ始めゆっくり食べる事、あとは自分の体質を理解して自分の糖尿病リスクを知っておくことも重要ですね。
糖尿病のリスクがあるかないかの遺伝子検査は、発症する前の30~40代からやっておいてもいいと思います。糖尿病になってしまうと食事制限や運動等も必要になりますが、ある程度の年齢になっていると体を動かすこと自体が大変だと感じて運動をやらなくなってしまうので、早め早めに検査を受けて予防するのがいいと思います。予防的な検査は、健康で長く生きたい人にとっては非常に有意義です。糖尿病は、病気になる前に、できることをやっておくということがとても大切です。今後、遺伝子検査で生活習慣病リスクを測定する検査が普及すれば本当に医療費削減にもつながると思います。

関連サイト

糖尿病の診断基準は? 外部リンク
日本糖尿病協会
平成19年国民健康・栄養調査報告 外部リンク
厚生労働省

松山 淳先生 (社)国際抗老化再生医療学会理事長 日本糖尿病協会登録医
慶應義塾大学医学部助手・医学部附属厚生女子学院(現慶応義塾看護短期大学)講師 国立病院臨床研究部病理室長などを経て米国抗老化医学研究所・クリニックにて研修

糖尿病の検査には遺伝子を1個か2個だけみて遺伝子検査をやりました、としている会社もあるのですが、最新の研究によると(2013年現在)糖尿病に関連する遺伝子はわかっているものだけでも60個くらいあります。そのなかで日本人に合ったものが十数個くらいです。最低でも6、7個以上はみないといけないと思います。(松山先生談)

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