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広がるエボラ出血熱とは 症状、予防法、感染経路

広がるエボラ出血熱とは 症状、予防法、感染経路

現在、西アフリカを中心に今までにないほど大流行しているエボラ出血熱。 昨年末(2013年)より流行が確認され、現段階までに感染者3,000名以上、死亡者1,500名以上(死亡率約50%)と報告されています。そして、ついに先月アメリカで初のエボラ出血熱感染者がでてしまいました。 今回は、迫りくる脅威、エボラ出血熱についてご紹介します。

西アフリカで大流行!エボラ出血熱とは?

エボラ出血熱は、ザイールのエボラ川地域で発症が確認された急性ウィルス性の感染症です。 高熱など症状が激しく、致死率が高い出血熱で、その感染力と致死率の高さからバイオセーフティレベルの最高レベルである4に指定されています。 致死率は50~80%程度といわれ、非常に怖い病気です。

エボラ出血熱の症状と潜伏期間

症状としては、感染後2~20日程の潜伏期の後、

  • 突然の発熱
  • 頭痛
  • 倦怠感
  • 筋肉痛
  • 咽頭痛

…などの風邪のような症状に次いで、

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 胸痛
  • 出血(吐血、下血)

…などの症状が現れます。

エボラ出血熱の原因であるエボラウィルスに感染すると、約7日間の潜伏期間を経たのち、発熱や頭痛、悪寒、筋肉痛や関節痛などの初期症状から、嘔吐や下痢、胃の痛みに発展します。 その感染力や症状の重さは深刻であり、その後症状が進むと、口や耳、鼻や直腸など、全身のあらゆる場所から出血、吐血、下血が見られます。 致死率が高いのも特徴であり、命を取り留めたとしても、重い後遺症を患う場合があります。 日本においては、感染症法による一類感染症に定められており、感染力、重篤性など、危険度が高い感染症に指定されています。

エボラ出血熱の感染経路からみる予防法

エボラ出血熱は細長く、多種多様で形が定まっていないエボラウィルスに感染することが原因です。 感染力は非常に強く、感染すると致死率が高い病気ですが、空気感染はしません。エボラウィルスに感染している患者の血液や体液、唾液や排泄物などに直接触れることにより、感染します。

また、人以外の動物でエボラウィルスに感染している動物に触ったり、食したりすることでも感染するので注意が必要です。感染している患者の近くにいることで、唾液や排泄物の飛散によっても感染します。皮膚からウィルスが体内に入り込むため、直接触れなくとも感染し、発症する場合もあります。

エボラウイルスに感染し、症状が現れている患者さんの体液(血液、分泌物、唾液、吐物、排泄物)や、患者さんの体液などに汚染された物(注射針など)に触れた際、 ウイルスが傷口や粘膜から侵入することで感染します。 これを接触感染(直接触れてから感染すること)といいます。現段階ではその他、空気感染や飛沫感染はしないと言われています。

感染しないようにするには、エボラ出血熱に感染している患者の体液や、体液で汚染されている物に接触しないことが重要となります。

エボラ出血熱の治療法

エボラ出血熱を予防するためのワクチン等はなく、現在でも研究が続けられています。 そのため予防法としては、エボラ出血熱の発生はアフリカ中央部で流行するため、流行している地域へは近づかない事が重要です。動物の死体に近づくことも危険です。 日本では厚生労働省が海外渡航者のための注意喚起として、エボラ出血熱の情報を公開しています。

海外に渡航予定がある方は情報を確認し、感染経路などを頭に入れ、直接触れる事がないようにする事が重要です。

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