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秋・冬は感染症にご注意を! 子どもがかかりやすい RSウイルス感染症・マイコプラズマ肺炎

乳幼児がかかると肺炎など重症化のおそれがあるRSウイルスが全国的に流行しています。例年12月に流行のピークを迎えることから、今後さらに感染が拡大する恐れがあり、注意が必要です。しっかり予防のポイントを確認しておきましょう。

患者報告数が流行した昨年を上回る!? 6カ月以内の赤ちゃんは重症化に注意!

過去最高の患者数だった昨年と同様の勢い RSウイルス感染症:過去3年間と今年の患者報告数推移
(国立感染症研究所の週報より)

RSウイルスは直径80~350nm(1nmは、1mmの100万分の1)の球形、または細かい糸状 写真提供:Centers for Disease Control and Prevention(米国疾病対策センター)

RSウイルス感染症の患者報告数の推移を見ると、例年、秋から冬にかけて増加しています。特に今年を含め、この2年は大きく増えています。

9月から11月上旬の患者報告数の累計で比較しても、一昨年15,151人だったのに対し、今年は30,568人。患者報告数は約2倍になっており、厚生労働省も注意を呼びかけています。



RSウイルス感染症は珍しい病気ではなく、2歳までにほぼ100%が一度はかかるとされています。この病気に十分注意が必要とされるのは、重症化するとまれに肺炎などを引き起こす危険があるためです。特に生まれて6カ月以内の赤ちゃんが感染すると、重症化する確率が高くなり注意が必要です。

ウイルスは直径80~350nm(1nmは、1mmの100万分の1)の球形、または細かい糸状で、55℃以上の熱などに弱く、エーテルなどで不活化するとされています。

RSウイルス感染症とはどんな病気?

~知らないうちに乳幼児にうつしてしまうことも~

症状は風邪に似ています。軽い症状の場合は1週間ほどで治りますが、せきがひどかったり、呼吸のときにゼーゼーと音がしたりする場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

一度かかれば抗体ができて再びかからないおたふく風邪などと違い、何度でも再感染しますが、一般的に年齢が上がるにつれて症状は軽くなり、年長児以降の重症化はあまり見られません。そのため、大人がかかっても風邪と思ってしまいがちで、知らないうちに乳幼児にうつしてしまうケースがあるようです。

一般的な症状 鼻水、咽頭痛、せき、発熱など 風邪に似た症状 重症化した場合の症状 ひどいせき、喘息(ゼーゼーとした息)、呼吸困難 さらに進むと、細気管支炎、肺炎の恐れ

手の消毒、除菌がウイルス感染の予防に効果的!

ウイルス感染の予防には手の消毒、除菌が効果的。

RSウイルスはくしゃみやせきによる飛沫(ひまつ)感染、もしくは接触感染で広がります。感染力が強く、大人がかかると、周囲の免疫力のない子どもにうつりやすくなります。家庭内での感染が多いとされており、家族みんなで予防の意識を持つことが大切です。

予防の基本は、手洗いやマスクの着用。また、アルコール等での消毒、除菌も効果的とされています。ワクチンの予防接種はありません。

  • 子どもたちが日常で触れるものをアルコールなどで消毒、除菌(おもちゃやドアノブなど)
  • 手洗い(こまめに行い、せっけんを使って流水で洗う)
  • せきをしている人はマスクを着用し、なるべく0~1歳児に近づかない

RSウイルス感染症Q&A

Q:特効薬はあるの?

A:特効薬はありません。医師の診断により、症状をやわらげる治療が中心となります。

Q:大人もかかるの?

A:何度もかかる病気で、大人にもうつります。しかし、大人の場合、軽い風邪の症状ですむことがほとんどで、風邪として診断されます。

Q:特に注意すべき人は?

A:生後数カ月以内の乳児をはじめ、早産児や生後24カ月以内で心臓や肺に基礎疾患がある小児、神経・筋疾患やあるいは免疫不全の基礎疾患を有する小児などは、特に感染しないように気をつける必要があります。

Q:RSウイルスのRSってどういう意味?

A:respiratory syncytialの略。医学用語で、呼吸器合胞体と訳されます。RSウイルスとは呼吸器に感染するウイルスなので、このような名前が付けられています。

Q:どんなときに入院となる?

A:呼吸困難が強く哺乳ができなかったり夜眠れないといった場合に入院となります。

Q:RSウイルスに対する関心って高まっているの?

A:下のグラフは、Yahoo! JAPANで「RSウイルス」を検索した回数を表す検索数推移です。グラフからも、一昨年あたりから毎年9月ごろから冬にかけてRSウイルスへの関心が高まっていることがわかります。

RSウイルスの検索数は、一昨年あたりから毎年9月ごろ~冬にかけて増えている (集計期間:2010年9月1日~2013年8月31日)

(参考資料)
厚生労働省 RSウイルス感染症に関するQ&A 外部リンク
国立感染症研究所 RSウイルス感染症とは 外部リンク
日本医師会 白クマ先生の子ども診療所 RSウイルス感染症について 外部リンク
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