インフルエンザの基礎知識

「いまだ人類に残されている最大級の疫病」ともいわれ、毎年冬になると流行するインフルエンザ。知っておきたい基礎知識をご紹介します。

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インフルエンザとは

国内では例年12月に入るころから流行が始まり、1月から2月の間にピークを迎えます。例年のインフルエンザの感染者数は、国内で推定約1000万人とされており、うち約1万人が直接的または間接的にインフルエンザの流行によって死亡しています。

インフルエンザは一般のかぜと比べて、感染力が強く、また重症化もしやすい疾患です。さて、そんなインフルエンザとは具体的にどんな病気で、予防するためにはどんなことができるのでしょうか。

インフルエンザ、かぜと何が違うの?

インフルエンザを一般的なかぜと比べてみると、出る症状はかなり似ています。ただし全体的にインフルエンザの方が強い症状が出やすいということがあり、それぞれの傾向を比べてみると、次のようなことがいえます。

【一般的なかぜ】鼻水、鼻づまりはより強い。のどの痛みや違和感、頭痛、関節痛、寒け、ふるえ、発熱はあり、発症に時間差がある。【インフルエンザ】 鼻水、鼻づまり、のどの痛み、違和感はある、頭痛、関節痛、寒け、ふるえはより強い。発熱は38度以上などの高熱が急激にでる。 発症(だるさなど何らかの症状が出現)してから発熱がピークに達するまでの時間は、インフルエンザの方が短いといわれています。インフルエンザでは、のどに違和感があるなと思っていたら、急に熱が上がり、半日で40度の高熱が出た、というようなことも珍しくありません

インフルエンザウイルスのA型、B型、C型とは?

インフルエンザの原因は「インフルエンザウイルス」で、これにはA型、B型、C型と呼ばれる3種類のウイルスがあります。

  • ・A型:ウイルスが変異しやすく、たくさんのタイプが存在します。毎年少しずつ変化しながら世界中で季節性の流行を引き起こします。
  • ・B型:ウイルスが変異しにくく、限られたタイプしか存在しません。A型ほどの流行は起こさず、症状はA型よりやや軽いとされています
  • ・C型:他二つの型と性質が大きく異なり、症状は軽く、また大きな流行を起こしません。そのためワクチンの対象からも外されています。

この中でC型インフルエンザについては、A型やB型ほどはっきりとした症状や流行を示さないことなどから、一般的に問題とされることはありません。いわゆる「インフルエンザ」として広く認識されているのは、A型とB型のインフルエンザです。

流行するタイプは予測できる?

A型とB型の中でも、細かく分けるとさらにいくつかのタイプが存在します。毎年冬になると、この中で特定のタイプのインフルエンザが流行することになりますが、事前にどのタイプが流行しそうかを確実に予測することは困難です。

型によって違いはある?

A型とB型に関していえば、ウイルスのタイプによって病原性や症状の特徴に細かな差はありますが、「発熱し、のどや鼻まわりの症状が出て、周囲に感染が広がり、多くの場合数日から1週間の経過で回復する」というインフルエンザの全体像に違いはありません。

インフルエンザ○×チェック

監修:三井タワークリニック 斎藤達也先生

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インフルエンザについて理解を深め、正しい予防と対策を行うために、
「インフルエンザ○×チェック」であなたの知識をチェックしてみましょう。

Q1

去年インフルエンザにかかったので、
今年は予防接種をしなくても大丈夫だ

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インフルエンザにかかると特に重症化しやすく注意が必要な人に対しては、インフルエンザのワクチンが定期接種として定められており、自治体によっては無料で接種ができる場合があります。(詳しくはこちら)
任意接種については、近くの医療機関や加入している健康保険組合にお問合せください。

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